改正特許法等の解説・2011

〜特許制度をめぐる審議状況、「新規事項追加」の
    補正に関する改訂審査基準、商標保護の動向〜(3)

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  1.産業構造審議会知的財産政策部会特許制度
小委員会などにおける審議状況の紹介(3/3)
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(4)特許法改正法案(通常国会提出予定)
 今後は、前記した第33回において、「特許制度に関する法制的な課題について」をとりまとめ、パブリックコメントを受けた後に具体的な改正作業に入る予定である。
 また、11月30日付の『日本経済新聞』朝刊の報道によれば、この特許法改正案は2011年の通常国会に提出予定とされている。また、この報道にある「特許使用権の保護強化」は前記 「I-(1)登録対抗制度の見直し」、「『横取り』救済策」は、前記 「III-(2)冒認出願に関する救済措置の整備」に関するものと思われる。

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(5)まとめ
 以上、公開されている資料及び伝え聞く内容に基づき概略を説明した。当初は平成22年夏で議論を終え平成22年10月にパブリックコメントを出す予定であったが、議論が紛糾していたようである。
 また、特許制度小委員会での議論を踏まえて、意匠制度小委員会も開催され、関連事項の審議をする予定である。
以上
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鈴木正次特許事務所

最終更新日 '11/5/18